・・・手紙・・・

パソコンをを整理していたらマイドキュメントに3年前の手紙をが残っていました。読みかえし当時を思い出し涙しました。
重い病気になった「たぬちゃん」という狸に似た猫(♀)がある日突然いなくなりました。点滴のみで命をつなぎ、歩くのもままならぬ状態でしたので1週間も過ぎる頃には私たちも諦めざるを得ませんでした。
これは、たぬちゃんが点滴に行くのを待っていてくださっていた動物クリニックの先生に宛てた手紙です。


M先生
 たぬちゃんが木曜日午後、私の留守に突然姿を消しました。夫は在宅だったのですが私が帰宅するまで気がつかなかったそうです。 そういえば玄関の戸が少し開いていたといいます。ポッポが開けたのか、自分が弱った体で一生懸命開けたのかわかりません。
 その夜から今朝まで夫も私も懸命に探しました。今日が水曜日ですので一週間になります。雨が降るともうだめかと思い、晴れて暖かくなるとまだ生きていてもしかしたら帰ってくるかと思い、また探します。
 点滴のみで40日間何も食べられず、あんな体で出て行ったのだからもうあ諦めざるを得ません。しかし、このことをどのように受け入れたらよいかずっと考えました。

 野良猫だった頃、窓の外から部屋をのぞいてあんなに入りたくて、念願かないやっと入れたこの家を最期に離れていったこと、病気がわかって40日あまりを毎晩私のベッドの中でグルグルのどをならして甘えて寝ていたこと(それまではベッドの上でした)、朝夕はストーブの前で、昼間は暖かい日差しの窓辺で、やせ細ってはいたけれど穏やかな表情で、いなくなる直前まで過ごしていたのです。少なくとも私にはそう見えました。この家や私たちから離れて彼女が最期に行きたかったのはいったいどこなのかと考えます。

 先生には野良猫の頃からいろいろお世話になりました。避妊手術や、脱臼の手術などたぬちゃんにとってつらいこともありましたが、いつも先生の優しさにすくわれていました。
 我が家の猫になって7年、おそらく今12歳くらいではないかと思います。 
 常に穏やかな性格のいい子でした。
 願うことは・・・花のそばで息絶えて土に帰ってほしい、それだけです。 

 1週間後に点滴に伺うことになっていましたので、きっと先生が待って下さっていると思い、無念な報告ですがお手紙にいたしました。
 ありがとうございました。
   2007年4月18日

この記事へのコメント

とんちゃん
2010年08月26日 18:21
オリーブさん、優しい人ですね!
私の友人に、野良猫を拾って(寅次郎)と名前をつけて可愛がっていた人がいました。
フラッと居なくなって、1ヶ月もするとやつれて帰ってきて・・・
元気になるとまたフラッと・・・
ご主人が、名前が悪いんだと言うの・・・と言っておられましたが、
その寅次郎君が、彼女がお風呂へはいっていると淵に来て(彼女の家のお風呂は岩風呂)涙をつー・・・と流したのだそうです。
それから出て行って帰ってこないと・・・涙で話してくれました。
彼女は子供さんがいないので、捨てられた犬5頭、猫7匹を飼っています。
家の前に誰かが捨てて行くのだそうで、岡山で拾った子だからと、「桃子」だ「夢子」だと名前をつけて・・・なぜか雌が多いそうで、「借金背負ってくるのよ!」と・・・
2010年08月26日 20:14
たぬちゃんはきっとお花のなかで優しかったオリーブさんに感謝しながらお別れしたに違いありません。

優しい家族と優しいお医者様に囲まれて幸せなたぬちゃんでしたね。
とん子
2010年08月26日 20:14
良くネコチャンは最後は見られたくないのか離れた奥の方とか??昔は家のしたが土でしたね??
その奥の方に亡くなっていたとか子供心に話を聞いていました。

飼い主さんに迷惑がかかるとでも思うんでしょうか??
親の考えとは反対の行動をするんですね??

三年前の出来事でしたか??たヌちゃんのご冥福を心からお祈りします。
幸せだったと思います。オリーブさんに飼われて優しくして貰い天国から見守ってくれていますよ!!
人もね子ちゃんも同じです。おかあさんありがとう~~~って!!
2010年08月26日 21:01
M先生に宛てたお手紙、読ませていただきました。
たぬちゃんは点滴を打ってたのに、何処かに行ってしまったのですね。
のらちゃんをお家に入れてあげ、大事に育てたオリーブさんの優しさ、ひしひしと伝わって来ます(-_-;)

先日から猫ちゃんの記事を拝見してるのですが、ポッポちゃんもやせ細って亡くなってしまったのですね。
辛かったでしょう。

ネコちゃんのことをこれほどまでに可愛がり、獣医さんにお手紙を書くオリーブさんのお気持ち、痛いほど分かります。
私はミ―コを飼うまでは、正直全くネコには興味がありませんでした。
むしろ犬なら飼っても良いかな。と思ってたくらいです。
それが今はミ―コが居ない生活なんて、考えられません。
大切に育てようと思っています。
オリーブさんも、力落とされませんように。。
千鶴
2010年08月26日 21:13
M先生もきっと辛い思いでこの手紙を読まれたことでしょう。
花のそばで・・・春だったのですもの、きっとそうだったはずです。
3年前のことでしたか。
ゆきぽん
2010年08月26日 21:37
これだけの文章を打つのに、途中、何度も涙が出て困ったのではないでしょうか?
動物は亡くなる前は人間に姿を見られないようにどこかへ行って最後を迎えると聞いた事がありますし、うちの事務所で昔飼っていた犬もそうでした。
きっとこの子も本能でそうしたのでしょう。
前からきっと最後の時を迎えるお気に入りの場所を決めていたのでしょう。
どちらにしても家の回りである事は確かだと思いますが…。
天国からずっと見守ってるからね!って言いながら別れをそっと告げて旅立って行ったのでしょうね。

オリーブさんが書いた丁寧なお手紙から優しさがしみじみと伝わってきます。
2010年08月26日 21:46
オリーブさんは本当に心優しい方ですね。
今は疎遠になってますが私の友人も野良猫を大切にしてました。
知り合った時にはもう飼ってたので何歳かは分かりませんが最後は姿を消したそうです。
彼女曰く「猫は気高い生き物だから死ぬ所は人間には見せないんだよ」と寂しそうに話してました。
きっときれいなお花に囲まれてたぬちゃんは眠ってますよ。
2010年08月26日 21:54
こんばんは~うわ~ん!
子供の頃、素晴らしく可愛い(親馬鹿)
三毛猫を飼っていた思い出が
大波が寄せるようによみがえりました。
猫ってきっと
人間にはわからないような
一段高い心持ちがあるのでしょうね。
そんな気がします。
HT
2010年08月27日 00:44
こんばんは。
悲しいお話ですね。
猫は自分で弱ってくると人前から姿を消してしまうようです。たぬちゃんもそうだったのでしょうかね。
最初は野良さんだったのですか。オリーブさんの家に入りたがっていたのですか。可愛いですね。それが一人で何処かへ行って死を迎えるなんて何とも悲しい事ですよね。キット何処かで今もオリーブさんを見ているのではないでしょうか。そんな気がします。
2010年08月27日 12:13
動物に縁のない私ですら、涙が浮かんでくるのですから、オリーブさんが読み返されて、涙をされるのもわかります。
ましてや、当時はどれほどお辛かったか……
たぬちゃん、きっと花の中で安らかに眠り、旅立っていったことでしょう。

結婚前の実家でのこと。
ちょうど立ち寄った近所の奥さまが「あら、可愛い猫ちゃんが、おねんねしている」と言ったとか。
うちには猫なんて……と、母が縁の下を覗くと、きれいな猫が丸くなっていたそうです。
もう既に冷たかったとか。
花壇の後ろにある、日の差しこむ縁の下でした。
その後も、どこのお宅の猫だか、全くわかりませんでした。
きっと遠くからやってきたのでしょう。
オリーブさんのように飼い主さんも、あの猫ちゃんに想いを馳せていたのでしょうね。
Chie
2010年08月27日 15:23
オリーブさん、こんにちは。
夏休みの孫たちの世話で忙しくしています。久しぶりに時間があるので、オリーブさんのブログ、読み逃げして行こうと(失礼!)思ってお邪魔したのですが、読み逃げなんてとんでもない。。。
このときの オリーブさんの嘆き、悲しみの深さ、よく知っています。
このブログを始められる以前、長く長く続けていらっしゃった日記を この、たぬちゃんがいなくなった・・・という悲しみで 閉じられた・・・のではなかったでしょうか。(違っていたらごめんなさいね☆)
私は オリーブさんに、なんて声をかけてあげていたかな。。。
きっと今も同じ。オリーブさんのような優しい人のそばにいられて、たぬちゃんはとっても幸せだったよね
2010年08月27日 23:57
私も胸が痛くなりました。最後に行きたかったのはどこだったのでしょう?一匹の猫というより人間に置き換えて読んでしまい切なくなりました。ただひとつわかっているのは最後までオリーブさんのもとで暮らせたことは幸せだったにちがいないということです!
オリーブ
2010年08月28日 11:06
とんちゃん、おはようございます。
お友達の猫「寅次郎」のお話、せつないです。
昔、初代ポッポが辛い理療を受けていたときに私を見て涙を浮かべたと思ったので獣医さんに「動物は感情を伴った涙を流すことがありますか」ときいたことがあります。
「オリーブさんがそのように思われたのならきっとそうだったのですよ」と先生。
でもお別れの印だったのね、ということは後になって知ることがありました。
お風呂で・・・というお話はそうだったのですね。
オリーブ
2010年08月28日 11:07
あっこちゃん、おはようございます。
そうあってほしいと願っていました。
春だったのでまだ気持が多少すくわれました。
オリーブ
2010年08月28日 11:09
とん子さん、おはようございます。
そう、「猫は最期の姿は見せない」ってよく言われることですね。
でもこんな状態で家を出たのはこの子だけだったのでとてもショックでした。
野良猫だったから最期も野良猫らしくと思ったのかしらと考えるとまた悲しくて。
オリーブ
2010年08月28日 11:14
ハーモニーさん、おはようございます。
ハーモニーさんのミーコちゃんをみるとポッポが小さかった頃を思い出します。
新入りのくせに他の猫たちより強くて、私や夫よりもさらに強くて・・・それが可愛くて。
たぬちゃんはポッポたちが部屋で幸せそうにしているのを外から見ていたのです。
そのころたぬちゃんには親も兄弟もいたので外で暮らしていましたがいろんな事情で一人ぽっちになったので我が家のこになりました。
オリーブ
2010年08月28日 11:17
千鶴さん、おはようございます。
3年前の春でした。正確には3年半過ぎました。
M先生はとても優しくて「猫語」でお話なさるみたいに感じていました。
よくなる可能性がないので過剰治療はなさらず「辛さをやわらげましょうね」とおっしゃってました。
オリーブ
2010年08月28日 11:20
ゆきぼんさん、おはようございます。
お電話をすると泣いてしまってきっと話せないと思ったので手紙にしました。手紙だと思うことを素直に書くことが出来ました。
泣きながら書いて、泣きながら読みかえして、先日この手紙を見つけたとき、当時がよみがえるまた泣きました。
オリーブ
2010年08月28日 11:23
スーさん、こんにちわ。
野良猫は掘っておけないたちで(苦笑)家に入れたのは今までに7匹ですが外で寝床を作って世話をした猫は数え切れません。皆に虚勢と避妊の手術をして、病気や怪我の治療もして過去30年間夫にはいえないほどの大金を使ったと思います。
オリーブ
2010年08月28日 11:26
ふっこさん、こんにちわ。
ペットを飼うということは必ずお別れの日もあると覚悟はしていてもやはりどうしようもなく悲しいものです。
目の前で息を引き取ってくれたらちゃんとお墓も作れるものを。
猫は本当に気位が高いですね。
オリーブ
2010年08月28日 11:29
HTさん、こんにちわ。
この子は自分が野良猫出身であることを自覚していたとしか思えないのです。
ポッポはいつも私のベッドに入ってくるのにこの子は必ずベッドの上、しかも足元だったのです。それが病気になってからはベッドに入ってくるようになって。
私の態度が変わったからではないかと思えばのさらかわいそうで。
オリーブ
2010年08月28日 11:35
釉さん、こんにちわ。
当時を思い出すと涙が出ます。
それはたぬちゃんの心情を思うからです。
彼女は彼女なりに野良猫としての立場を貫いたのではないかしら、そうだとしたらかわいそうで取り返しがつかないと思いました。
あの体ですので遠くにはいけないはず、毎日毎日捜して歩きご近所にも聞いて歩きしたのですが、意外と近くで身を潜めていたのだと思います。
オリーブ
2010年08月28日 11:40
Chieさん、こんにちわ。
そうでしたね、HPをある日突然閉めました。
理由を聞かれて日記に書かざるを得ないことがあり、辛くて書けないし・・・
Chieさんにはいろんな慰めのお言葉をいただきました。ありがとうございました。
あのHPには「私と暮らした7匹の猫」というページがあり、たぬちゃんの部屋もありました。洗面所で寝ている写真も・・・思い出します。

読み逃げだろうが、食べ逃げだろうが??来てくださってありがたいですよ。
オリーブ
2010年08月28日 11:43
ALOHAさん、こんにちわ。
私もそう思いたいです。
うちの子になりたくて、家に入れてあげたときどんなに喜んだことでしょう。
でもすでにいた猫たちとは一線を画していたように思います。姿を消してからそのことがとても気にかかっていました。
もっと我儘にしてくれてもよかったのにと。
2010年08月29日 14:06
こんにちは~♪
たぬちゃんはどこで虹の橋を
渡ったのでしょうか?
ペットとの別れはとても辛いですね。
私も月1回亡くなった愛猫の墓参りに
いっています。
お疲れ様でした
オリーブ
2010年08月29日 16:14
パステルさん、こんにちわ。
もう3年あまりも前のことでして・・・
久しぶりに当時を思い出してしまいました。
物言わぬ動物の気持を察すると今も心残りがあります。