ゴッホ展・空白のパリ時代を追う

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ゴッホは33歳から2年間、パリに暮らす弟テオの元に身を寄せて多くの作品を残しています。そしてこの2年間こそがゴッホが印象派や日本の浮世絵などの影響を受け大きく変貌を遂げた時代でもあります。

貧しいゴッホはモデルを雇うこともできず、ひたすら自画像を描き人物画の勉強をしたそうです。貧しさはそれのみならずカンバスの表と裏に描いたり、気に入らない画の絵の具を削りとって新たに描くということをしています。
画家人生わずか10年の間に描いた2000点のうち彼の生涯で売れた絵はたった1枚でした。しかし、それだからこそ情熱的で繊細で色彩豊かな多くの作品を無欲で描き続けたのでしょう。

私の心にとどまった作品は「フィンセントの部屋からの眺め」です。テオと移り住んだアパートの窓から見える街並みを描いています。
「この眺めはなんと素晴らしいのだろう。空は一瞬一瞬表情を変える。それだけで何十枚もの画が描ける」(音声ガイドで聞いた記憶)

その後精神をわずらい耳を切る事件を起こし37歳に自ら命を絶ちます。